人が亡くなったときに行う手続きー3 [年金の手続き]
人が亡くなったときに行うこと(最新版2024年) 3部構成になっており、今回は下記の第2部です。第一部では、「すぐ〜14日以内」第二部は、「落ち着いたら行う届け出と手続き」「届け出と手続き」第三部は、「年金などの手続き」ここは正直ムツカシイので、全体のイメージをつかんでいただければよいかな、とも思っています。 もくじ 1. 公的年金のしくみの話 国民年金と厚生(共済)年金 〜自営業者等と会社員等〜 まず、基本的な言葉を説明しますね。ここを、しっかり頭に入れていないと、その後の話がチンプンカンプンになります!日本の年金制度は、大きく二つの仕組みで成り立っています。一つは、すべての国民が加入する「国民年金」です。二つ目は、会社員や公務員が「国民年金」に加えて加入する「厚生(共済)年金」です。そのため、会社員や公務員の年金は、「2階建て年金」とも呼ばれているんですね。もうひとつ、つらいところを言うと、将来、年金が給付される「被保険者」は3種類に分けられます。第1号被保険者は、自営業者などです。第2号被保険者は、会社員などです。第3号被保険者は、第2号被保険者に扶養される配偶者のことをいいます。以下の表をじーっと見てみてください。 日本の年金制度 【自営業等】 [会社員等] 2階部分 厚生(共済)年金 国民年金 1階部分 国民年金 被保険者の種類 被保険者の種類 被保険者 年金の種類 1号被保険者 自営業等 国民年金 2号被保険者 会社員等 国民年金 + 厚生(共済)年金 給付の種類は3種類 〜老齢年金、障害年金、遺族年金〜…