安心の「プレニード」で葬儀と生前墓を準備する

おひとり様や子供のいない方、身寄りのない方、残された家族に迷惑をかけたくない高齢者など、葬儀やお墓を生前にアレンジするサービスが「プレ・ニード」です。これは欧米で盛んで、全体の葬儀の約22.3%(NFDA 2021) はこのプレ・ニードです。

葬儀予約と生前墓をまとめて準備

プレニードとは自分に何かあった時には、自分らしい葬儀やお墓を準備したい方が、費用や内容を具体的に元気なうちに選択したり、遺される家族に迷惑にならないように、細かく準備した内容を生前に安価に予約することができるサービスです。(米国ガイドライン例ー英語

葬儀の事前契約・生前墓で困ること

従来の問題点

  • 葬儀社は、本人が亡くなったことを知る手段がないため、遺族が事前に契約していた葬儀をしらない。遺族から申し出がない限り活用できない。逝去したときに、すぐに連絡先がわからない。
  • 前払い制のため、その葬儀会社が倒産した場合にはどうするのかなどの問題が生じる。引越など事情で変更があり、葬儀の生前予約を解約する場合は、解約手数料が発生するので、会員手数料・契約金が返却されない。
  • エンディングノートに希望の葬儀のかたちを書いておくが、その通りに実行されるかはわからない。
  • 多くの公営霊園は区画の生前購入ができない。(民営霊園や寺院墓地でも遺骨がないと区画の申し込みができない場合があります)
     ※ お墓を生前購入した場合は、墓地を確保した時点から維持費(墓地管理料)や管理費が発生する

葬儀の生前契約とプレニード

最近のプレニードの特長

  1. 葬儀だけでなく、お墓も含め、もしもの時に必要なことを生前に一括してアレンジすることができる。 
  2. 冠婚葬祭互助会などと違い、キャンセルや変更も気軽にできる。※ 契約ではなく予約するだけのタイプも有り、葬儀社にもしものことがあっても、詳細の葬儀・お墓の希望などの記録がウェブサイトは残るため引継ぎが容易である。
  3. 事前予約した葬儀や供養墓の詳細情報がネット上で一括管理されているので、親戚や子供と事前共有できる
  4. もしもの時に遺族や子供が、ウェブサイトや電話で、遺体の安置・搬送を直ぐに手配できる
  5. 葬儀の段取り、埋葬・お墓がすでに決定しているので、遺族の精神的・金銭的な負担軽減につながる。

※ 生前墓を購入した場合は、従来と同様に「祭祀財産(さいしざいさん)」として扱われるため、相続税の課税対象外となります。

プレニードを一括管理するシステム活用

生前予約を伝える仕組み

近年のデジタル化で、「葬儀」「連絡」「お墓」を事前アレンジし、内容を一括管理(保存・共有)、もししもの時に、業者・遺族がいつでも実行できることができることができます。

具体的には、継承用のウェブサイトを活用し、その中に必要な情報を保存・共有することで、安心した葬儀・連絡、お墓の生前準備が可能になります。

  • 手間: 葬儀・納骨・お墓建立がワンストップで予約できます。もしもの時に「どこに連絡したら?」「何を生前予約したのか?」が明確で、遺族の手間がほとんどかかりません。※著名人も使う追悼サイトを活用
  • 費用: 専門業者(ワンストップ葬儀など)によるパッケージ化と、予約のみのため、契約料を一切支払わずに、葬儀とお墓を確保することもできます。 もちろん、生前契約して継承用サイトを活用することも可能です
  • 連絡: 遺影写真・メッセージを保管し、自分の言葉でお悔やみ欄を作成し、訃報連絡、葬儀報告、ありがとうを連絡してもらうことができます。

※生前予約は、お墓を逝去後に書類に購入するため、維持費(墓地管理料)や管理費を払わずに登録だけも可能です。他にも、自宅墓・手元供養墓に分骨することで、残された人の定期的な檀家や管理費などの維持負担が一切ないパッケージもあります。

まとめ

終活で「自分の逝き場を作る」という安心を買いますが、残された遺族には「契約された葬儀」や「お墓」が負担となることが多々あります。

近年のプレニードでは、デジタル化を活用することで、葬儀・お墓をまとめて生前に契約できるだけでなく、その詳細内容を喪主・遺族に確実に負担なく継承できるようにすることができます。 葬儀社によっては、「生前契約」の他に、「生前予約」を受け付ける場合は、費用を一度に支払う経済的な負担も小さくなります。

従来の生前予約では、本人が生前予約した葬儀・お墓に対して、「書類が見つからない」「予約内容の不備」「残された遺族が継承する負担」「キャンセルが出来ない」などを解消するのがプレニードを活用する最大の利点です。

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