はじめに：お悔やみサイトの目的と利用シーン
訃報報告とは、亡くなった方の訃報を伝えるための情報サービスです。以前は、新聞に有料で掲載できる訃報告知などがありました。しかし、近年は個人情報の観点、新聞購読数の減少から活用が減少傾向にあります。
そのため、デジタル化した「お悔やみ情報」が人気を集めています。これらのサイトは、インターネット上で訃報を掲載し、参加者が故人に対する悔やみの気持ちや追悼のメッセージを発信する場を提供します。個人情報の配慮やコミュニケーションの促進、遠方にいる人々の参加を可能にするなど、新たな形で訃報報告の役割を果たしています。
訃報情報 vs. お悔やみサイトの違い
訃報情報（お悔やみ情報）と呼ばれるものはインターネット上の掲示板のようなものです。主に地方自治体が故人向けに提供する一方通行型の訃報情報で、地域の訃報を知らせるために利用されます。
それに対し、お悔やみサイト（追悼サイト）は、寺院・霊園・葬儀社・サービス会社が提供する、葬儀などに参列できなかった方々にも失礼のない形で訃報報告をする、故人専用に作成されたウェブサイトです。
※ 近年は、著名人などはこの ”お悔やみサイト” を活用し、ウェブサイトで、お悔やみの場を設け、追悼者の弔意メッセージなどを受け取ったりすることが多くなっております。
お悔やみサイトの特長
お悔やみサイトは、亡くなった方の情報や遺族のメッセージ、遺影などを掲載した一人一人のウェブサイトが作成され、親族・同僚・友人などが故人を偲ぶメッセージを投稿することができます。
＜無料版で使えた機能＞
- URLもしくは、QRコードが作成できるので簡単にLINEで親族に共有が可能
- カスタマイズが容易で、デザインが選べる。
- 参列できなかった、友人や知人がコメントや追悼のメッセージを残すことができる。
- 遠方にいる人も、弔意メッセージやデジタル献花などの機能が利用できる。
- ログインなどで記帳できるためセキュリティ対策が整っている（※ いたずらの書き込みができない）
＜無料版で不満なこと＞
- 無料版は写真投稿数など利用制限が有る
- 動画・音声などが利用できない。 人生史・家族などは作成できるが写真が追加できない。
- 招待者への限定公開ができない。公開か、非公開設定のみのため都度変更が必要で面倒。
※ 無料版で作成して足りない場合は有料版にアップグレードが必要です。例えば、遠方の親族が共通の思い出やエピソードを共有することなどは有料版しか活用できません。
お悔やみサイトを無料で使い倒す！
お悔やみサイトは、無料版でも公共の訃報情報より便利に活用できます。以下に、お悔やみサイトのうまい活用方法をいくつかご紹介します。
- 訃報の伝達：お悔やみサイトでは、故人の訃報を迅速かつ効果的に伝えることができます。葬儀や告別式の日程、場所、連絡先などの情報を、故人専用のウェブサイトで、自由な内容で参列者に必要な情報を提供できます。
- 遺族の挨拶・御礼の掲載：お悔やみサイトでは、遺族の言葉、故人の写真やプロフィール、エピソードなどを掲載することができます。これにより、家族や友人が故人の思い出を共有し、心のこもった訃報報告をすることができます。
- 弔意メッセージの投稿：訪問者は、お悔やみサイトで弔意メッセージを投稿できます。これにより、遠方に住んでいる人や参列できない人も、故人に対する思いや感謝の言葉を伝えることができます。
- デジタル献花：お悔やみサイトでは、デジタル献花を行うことができます。これにより、実際に花を贈ることが難しい人でも、故人に対する敬意を示すことができます。
- お墓への保存：お悔やみサイトは、故人を偲ぶ場として永続的に残すことができます。これは、墓石への追加などで可能です。
これらの活用方法を参考に、お悔やみサイトを効果的に利用して、心のこもった訃報報告を行いましょう。
まとめ
※ 遠方に住んでいたり、身体的な制約があったり、仕事や予定が重なっていたりする場合など、それは必ずしも故人への哀悼の気持ちがないわけではありません。そのような方々にとって、お悔やみサイトは重要な役割を果たします。
このように、お悔やみサイトは参列が難しい方々に対して、失礼のない形で訃報報告を行うことができる重要なツールです。故人への最後のお別れや悔やみの気持ちを適切に伝えるために、お悔やみサイトの利用が広まっています。
