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人が亡くなったときに行う手続き

― すぐ〜14日以内に行う届け出と手続き ―

身近な人が亡くなったときに、すぐ行う届け出と手続きを最新版でまとめました。本記事は3部構成の第1部、「すぐ〜14日以内」に行う手続きをわかりやすく解説します。続編として第2部「落ち着いたら行う手続き」第3部「年金などの手続き」もご用意しています。

「すぐ〜14日以内」に行う4つの手続き

大切な人が亡くなったときに、すぐ必要な手続きは大きく4つです。この4つの言葉が思い浮かぶかどうかで、その後のスムーズさが違ってきます。

01
死亡届
02
年金
03
世帯主
04
健康保険
手続き期限ポイント
死亡届等すみやかに〜14日以内死亡診断書→火葬許可証→埋葬許可証がセット。葬儀社の代行が多い
年金受給の停止すみやかに受給停止の届け出が必要
世帯主の変更14日以内必要な場合に変更届を提出
健康保険の資格喪失14日以内など故人の扶養に入っていた人は、死亡日の翌日から健康保険証が使えず、別の加入手続きが必要

葬儀の手配などで慌ただしい時期ですが、期限に気をつけてください。まずはざっくりとイメージを頭に入れ、細かいところは後回しでOKです。

死亡診断書〜埋葬許可証までの流れ

大切な方が亡くなった後、「死亡診断書」の入手から、納骨に必要な「埋葬許可証」の提出までは、書類が次々と入れ替わるリレーのような流れになっています。

死亡診断書+死亡届 火葬許可証 埋葬許可証

死亡診断書(死体検案書)の手配

書類や交付者は、亡くなりかたによって変わります。

亡くなりかた書類/交付者ポイント
病院や自宅死亡診断書/医師容態の経過を把握している医師が交付
診療していた病気以外死体検案書/医師医師が「検案」を行い交付
不慮の事故など死体検案書/監察医警察に連絡、監察医(警察医)が交付

後日、生命保険の保険金や遺族年金の請求に、死亡診断書のコピーが必要になることがあります。何部かコピーをとっておきましょう。

死亡届の提出

死亡診断書または死体検案書を入手したら、市区町村役場に死亡届を提出します。実際の提出は、葬儀社など別の代理人が行う場合が多いです。

提出先死亡した場所・故人の本籍地・届出人の現住所、いずれかの市区町村役場
届出人親族・同居者・家主・地主・後見人など、故人に代わり署名押印(実際の提出は葬儀社など代理人でも可)
必要なもの死亡診断書または死体検案書、印鑑
提出期限亡くなった事実を知った日から7日以内
手数料なし
留意点遺族年金などの請求のため複数枚コピーを取る/火葬許可申請書と一緒に提出

火葬許可申請書・火葬許可証の手続き

埋葬・火葬を行うためには、原則として死亡届と同時に「火葬許可申請書」を市区町村役場に提出します。葬儀社で代行する場合が多いため、担当者に確認してください。

提出先死亡届を提出する市区町村役場
申請者死亡届の届出人など(葬儀社など代理人でも可)
必要なもの死亡届、印鑑、申請書(役場で入手)
提出期限亡くなった事実を知った日から7日以内
留意点市区町村により様式が異なる(埋葬許可申請書と一体型のものもあり)

世帯主変更の手続き

世帯主が亡くなり、残る世帯員が2人以上で、新たに世帯主となる人が明白でない場合は、世帯主変更届(住民異動届)を提出する必要があります。

提出先故人が住んでいた市区町村役場
届出人新しい世帯主、同一世帯の方、代理人
必要なもの届出書、国民健康保険証(加入者のみ)、本人確認書類、印鑑、委任状(代理人の場合)
提出期限亡くなった事実を知った日から14日以内

健康保険の資格喪失と新規加入

健康保険の被保険者が亡くなると、健康保険証は死亡した翌日から使えなくなります。亡くなった方の扶養に入っていた方の健康保険証も使えなくなるため、新規加入手続きが必要です。

国民健康保険/後期高齢者医療制度の場合

返却先故人が住んでいた市区町村役場
提出書類国民健康保険資格喪失届/後期高齢者医療資格喪失届
返却物国民健康保険被保険者証、高齢受給者証、後期高齢者医療被保険者証など
必要なもの戸籍謄本、世帯主の印鑑、本人確認書類、相続人の印鑑・預金通帳(高額医療費がある場合)
提出期限亡くなった事実を知った日から14日以内
留意点葬祭費などの請求も併せて行う

会社員の場合(健康保険・厚生年金)

亡くなった方が会社員等であった場合は、健康保険・厚生年金保険被保険者資格喪失届を年金事務所に提出します。一般的には会社側で退職手続きとあわせて行うため、会社の担当者に確認しましょう。

亡くなった方の扶養に入っていた方は、死亡日の翌日から資格を喪失します。ご自身で国民健康保険と国民年金に加入するか、会社員である他の家族の被扶養者になる手続きが必要です。

大変なときだからこそ、リストをつくる

葬儀周辺の届け出や手続きは、できるだけ効率的に済ませたいところ。するべき「届け出や手続き」をリストに書き出し、必要なものをチェックしてから、大まかなスケジュールをつくりましょう。

事前にインターネットや電話で調べてから窓口に行くと、手戻りなく進められます。これらの手続きは葬儀社などが代行してくれないため、手探りで始めることになりますが、一歩一歩進めていきましょう。

次に読むべき記事

本記事(第1部)で「すぐ〜14日以内」の手続きが一段落したら、次は落ち着いてからの手続きと、最大の難所である年金手続きへと進みましょう。

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