樹木葬・合祀墓の「不安」を解消
「お墓じまい」という言葉を耳にする機会が増え、ご自身の「終の棲家」について考え始める方が増えています。
従来の「家のお墓」に代わり、樹木葬や合祀墓、納骨堂といった「継承不要のお墓」が注目を集めているのをご存知でしょうか。費用が抑えられ、後継ぎの心配がないという合理的なメリットがある一方で、「本当にこれでいいのだろうか」と不安を感じ、一歩踏み出せない方も少なくありません。

なぜ、新しいお墓に「不安」を感じるのか?
樹木葬や合祀墓、納骨堂は、遺骨を納めるという最低限の役割にとどまり、「先祖の記録を後世に伝える」、「家族の絆を継承する」という機能が十分に果たされていないのが現状です。
具体的には、以下のような不安が挙げられます。
- 従来のお墓参りができない:供花や線香をあげる場所がなく、手を合わせる「場」が感じられないという声や、故人と対話するような時間や空間が持ちにくいと感じる方がいます。
- 家系としての継承ができない:一代限りの契約が多く、先祖や子孫を含めた供養ができない場合があります。また、「家のお墓」という継続的な場所にならず、家族のつながりが感じられないという問題もあります。
- 故人の記録が残らない:名前や戒名が記録されず、数年後には誰がどこに眠っているかわからなくなるケースも少なくありません。合祀では個人の痕跡が完全に消えてしまうこともあります。
- 永遠の安らぎを感じにくい:管理期間に限りがあり、「いつか無縁になるのでは」という不安や、一度納骨しても他人と混ざったり、改葬されたりする可能性に抵抗を感じる方もいます。
- 感情的・文化的な違和感:「自然に還る」という理想とは裏腹に、実際には「寂しさ」や「物足りなさ」を感じたり、従来の供養とのギャップに戸惑いを覚えたりする方もいます。
こうした不安から、「費用や手間は少ないけれど、心の拠り所が持てない」「先祖とのつながりが断たれてしまいそう」と感じ、購入をためらってしまうのです。
「墓誌」が叶える、お墓のカタチ
継承負担の少ないお墓が主流となるこれからの時代に本当に求められているのは、「ここが自分・家族の永遠の居場所」だと、今を生きる人にも安心を与える供養のカタチです。
本来、お墓は遺骨を納め、祈る場所であると同時に、「先祖がどのように生きたのか」を記録し、後世に継承する場所でもあります。この考え方を現代に合わせて実現するのが「墓誌」です。

しかし、樹木葬や合祀墓、納骨堂などの新しいお墓では、これまで先祖の歴史や想いを追加することができませんでした。
ところが近年、最新技術によって永久データ保存が可能な電子墓誌が登場し、それが実現可能になったのです。 そして何よりも重要なのは、「自分がいなくなった後も、ここに帰れる」という感覚──。
電子墓誌は、今を生きる人に心の安らぎを与えるお墓の永代供養化も可能になりました。
お墓選びで本当に大切なこと

終活でお墓を選ぶ際には、「費用」や「維持のしやすさ」だけでなく、あなたやご家族が“心の拠り所”と感じられるか、未来の世代が“つながり”を感じ続けられるかという視点を大切にしてください。
「電子墓誌」は、その安心とつながりを未来に届ける、新しい供養のカタチです。