デジタル化した思い出を通して「利用者を人として知る」ことにより介護のホスピタリティの向上します。なつかしい写真を見て語り合うことは、脳を活性化し情緒を安定させ、認知の予防やうつ状態の改善につながります。
旅を思い出すことは、人生を2度楽しむこと …
作曲家: フェリックス・メンデルスゾーン
写真・人生史・音楽・手紙から 、自分だけの ストーリー を長期保存型のウェブサイト(想いでサイト)で作ることは、終活から介護、継承などの沢山のフェーズで活用できます。
母は、周囲の話にうまく加われなくなるなど認知機能の衰えがみられます。ところがノスタルジーを喚起する昔の写真などを前にすると、当時の記憶をどんどん甦らせてたくさんのことを話します。「落語のときは座布団を何枚も重ねて座ったのよ」 「この人(父親)に初めて合った結婚などありえないというのが第一印象... 」「この頃は初任給が6万円だったの~」
そして、会話の中心になることで存在意義を再確認し、満足感も得て精神が安定しよく眠れるようです。料理人で食べることが好きだった父は、鹿児島の田舎で宴会の写真、さつま汁でいつも1時間くらい同じ話をします。 かなりボケているのに、薩摩武士たちが闘鶏で負けた鶏をその場でしめ、男たちが野菜と一緒に煮込んで食べたのがはじまり....とか 肉の弾力、甘み、色合いなど、子供の頃の家庭の味は忘れないのだなと関心します。
口数のすくない父ですが、なぜか一枚の写真で会話が弾むのはとても嬉しです。想いでサイトは、欧米では「オンライン・メモリアル」と呼ばれ、大切な人の思い出を詰めたウェブサイトです。 デジタル化した 写真・家系図・人生史・ファミリーヒストリーなどを保管することで、オンライン上につながる大切な人の思い出の場(コミュニティ)を構築にします。
※想いでサイトは、世界70万人が利用のする12年以上(国内3年目)の実績があるサービスです。米国を中心に40以上の寺院・霊園が参加し、生前は思い出をつなぐ場として、その後は ‘追悼サイト’ として未来に継承されます。
高齢者が自分の過去を回想することは、1)思い出を説明し伝える 2)思い出が人生に取って何を意味していたのかを話す という2つのメリットがあります。後者を「人生を振り返り(Life review)」と呼び、苦労や困難など心の中で未解決な問題を認識し見つめ直すことで。人生の安らぎの感覚を取り戻すことができます。
私たちのシステムは、まず写真を保存するウェブサイトを始めに作ります。この長期保存型ウェブサイト(想いでサイト)は、思い出の写真とメッセージを入れることで、【写真アルバムの整理】→【ファミリーヒストリー】→【介護での利用】→【認知症予防】→【継承】 という人生の旅で活用することが出来ます
デジタル化した写真を日常的に活用することは、利用者やご家族との「思い出」から始まる会話をいつでもスタートすることができるようになります。介護者が交代しても、写真やメッセージを通して利用者を知ることで、一貫した介護の継続をサポートします。
人生は人それぞれです。より高齢者に自分の人生を振り返ってもらうためには、身近な、自分の写真・好きな音楽などをから始めます。写真アルバムの整理は、安価で簡単にスタートすることができます!
(介護施設の事業者さまは無料トライアルもご用意しておりますので、お気軽にお問い合わせください。)
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古いアルバムには、私が知らない“母になる前の母”がたくさん写っていて、改めて母を一人の人間として見直すことになりました。先生だった母が若い頃に一人で釣りをしていたとは(笑)。写真整理を通して新しい親子関係が築かれました。
親の若い頃のことを子どもが知る機会はありませんし、私自身、こういう機会がないとアルバムを開くことなんてなかったでしょう。娘に薦められてやってみて、よかったと思います。この写真データが有れば、介護が必要になったときもすごく安心です